仮想通貨取引のリスクとその対処方法とは?(流出、取引所破綻、暴落、詐欺など)

2018年1月のコインチェックによる仮想通貨NEMの流出事件によって、仮想通貨のリスクというものが強く意識されるようになってきました。芸能人でもかなりの人が損失を受けていたようですね。

実際に仮想通貨にはどのようなリスクが潜んでいるのでしょうか。

仮想通貨取引に潜んでいるリスク

仮想通貨は以下のようなリスクを抱えています。順番に解説します。

  1. ハッキングによる流出
  2. 取引所の経営破綻
  3. 仮想通貨価格の暴落
  4. 新規仮想通貨投資(ICO)の詐欺案件
  5. 操作ミス等によるデータ紛失

1.ハッキングによる流出

コインチェックのNEM流出事件が最も規模が大きく知名度が高いです。それ以前はマウントゴックスという大手の仮想通貨取引所がハッカーによる盗難被害にあい、その損失をユーザに保障できないということで経営破綻をしました。

通常のオンラインバンクも同じようなリスクを抱えているはずなのですが、なぜか仮想通貨取引所は圧倒的に頻繁にハッカーからターゲットにされています。なので銀行を使用するときよりも、セキュリティを気にする必要があります。最低限、2段階認証は利用しましょう。ビットフライヤーのように2段階認証を利用している場合に限り、盗難時にある程度の保証が受けられるという取引所もあります。

2.取引所の経営破綻

2014年のマウントゴックスの破綻が有名です。当時最も多くのビットコイン取引が行われていた最大手の会社でもハッカーの盗難がきっかけであっけなく潰れてしまいました。このようなことが起こりうるので、取引所へ通貨を預けっぱなしにすることはリスクが大きいです。対応する通貨のウォレット、できればハードウェアウォレットを利用して自分で保管することが安全です。そして、利用する取引所も複数に分散すべきです。

日本の銀行預金のように、潰れても1000万円まで補償されるというようなシステムはありません。取引所がつぶれればそのまま帰ってこないお金になる可能性が高いです。

3.仮想通貨価格の暴落

仮想通貨はまだ新しい市場で実用化になる前の段階です。そして投機目的で売買されていることがほとんどなため、他の投資商品(株式、FX、不動産、コモディティなど)に比べると値動きが圧倒的に大きいと言えます。

FXに例えると、レバレッジをかけていないにもかかわらず、数倍のレバレッジがかかっている状態といえるでしょう。サーキットブレイカー(ストップ高やストップ安など)も働かないため、暴騰や暴落が制限なく起こってしまいます。

このため、株などの投資商品よりも、生活上なくなっても困らない程度の余剰資金のみを仮想通貨に充てる必要があります。

4.新規仮想通貨投資(ICO)の詐欺案件

株式投資のIPOに掛けて、仮想通貨では新規仮想通貨投資をICO(Initial Coin Offering)といいます。このICOは現在まだ規制が不十分なため、インサイダー取引や実現する予定のない詐欺案件ICOなども多くあります。極端な話、当初予定していた開発なども全く行わずにいても、それを規制する手段がありません。

詐欺を仕掛ける側は、ネットのインフルエンサーやユーチューバーの助けを借りて詐欺案件の購入を読者にお勧めするケースもあります。

ユーチューバーや有名ブロガーなどは自分が購入した通貨を他の人も多数購入し価値が上がれば利益になりますし、ICOではオプトインアフィリエイトによる紹介報酬がもらえるため、積極的に紹介する可能性が高いため、いくらか割引いて見てください(このブログを含めて)。誰かが勧めたからではなく、最終的には自分の判断で購入してください。

ICOとして出される案件の情報は公式サイトによるホワイトペーパーや、その他評価サイトなどでも判断材料となる情報が提供されていますので、必ず自分で確認してから購入してください。

5.操作ミス等によるデータ紛失

仮想通貨を他の取引所やウォレットに送信する際、操作を誤って間違った相手へ送ってしまったり、そのまま紛失してしまう場合もあります。自分のパスワードや秘密鍵が分からなくなってしまったり、他人に知られてしまった場合も通貨を失ってしまう可能性があります。

仮想通貨によって送金の仕方が違いますので、必ず確認した上で送金手続きをしましょう。ビットコインなどはシンプルですが、例えばNEMなどは送付先のメッセージを付け忘れると、そのまま紛失する可能性があります。

少額で送金テストを行い問題がないことを確認してから送金するのもいい方法です。そしてパスワードやウォレットの秘密鍵は絶対に他人に教えないようにしましょう。

リスクへの対処

このようにさまざまなリスクがある仮想通貨ですが、幸いなことにほとんどのリスクは自分たちでも対処可能、もしくは対策によりリスクを減らすことができるものばかりです。当記事で記載されている対処方法(取引所分散、自分のウォレット利用、余剰資金で行う、セキュリティ設定、送金方法確認など)は必ず行ってください。